9日目
朝日と共に起床。
「なんて幸せな日々が続いているのだろう。」
なんてくさいセリフも口走っちゃう様な日々。笑
テントの中からでも波の音が聞こえる。
普段の生活だったらベッドから出るのも最低10分はかかっただろう。
今日は10秒も掛からずにテントを飛び出す。

ほぼ経験のないサーフィンを片手に5:00から海に出る。
ほぼ寝ぼけた状態でバッチリ波をくらう。何回か死にそうになりながらも諦めずに沖に出る。(実は波に飲まれて引っくり返る度に泣きそうになってた)
昨日のポイントより波に乗りやすかった。何回もトライして2回テイクオフできた。
伝わりにくいかも知れないが、初心者なのにあの大きさの波に乗ったのは褒めてもらえるレベルだと思ってる。いや、褒めてもらいたい。
gozy99と弟はへっとへとに。ボロボロだったけどやっぱ波に乗れた時の喜びは何にも代えがたい。そして朝日を見ながらサーフィンできるってほんと最高。山大好き人間だったけど、海も好きになった。自然大好き人間なので他の遊びにも挑戦していきたい。
2時間弱海に出てから朝食を作る。これはいつものやつだからそんなに美味いとかないけど、野菜や傷みかけてたからサンドしたらめちゃくちゃ美味しく感じた笑
この時点で自分たち3人の以外に10人以上の人が海にいた。平日にも関わらず多くの人が早朝からサーフィンをしていて、宮崎に根付いているサーファー文化に驚かされた。仕事前と後に好きな遊びをできるって最高だ。
このあと少し海に出て、サーフィン編は終わり。
次は高千穂を目指す。

高千穂に行く最中に渓流が俺たちを呼んでいた。呼ばれたらもちろん立ち寄ってしまう。
今回立ち寄った場所はものすごく綺麗な川で、魚を釣る前に遊ぶことにした。

加減を知らずここでもヘトヘトになるまで遊ぶ(gozy99と弟)
朝から海と川で贅沢すぎるけど、体力はもう残り少ない。
冷たい川で涼んでから、おかずを求めて上流へ。
毎回書くのも嫌なんで今日もボウズ。まず気配を感じられない。
そんなことは置いておいて、楽しかったのは帰り。渓流は登るのも降るのも大変。藪をかき分けたり、ツルツルの岩を登ったり、半身水に浸かりながら川を渡ったり。
既に大変だった岩場を避けるべく、川の中を進むことに。体は既にビショビショなので何の抵抗もなく川に入る。立ち泳ぎでタックル(釣り竿)を濡らさない様にすることに。弟は小さい頃水泳をやっていて水の中では生き生きと動き回るのだが、その弟がタックルを持つと自信満々に言ってきた。
ここからはみなさん想像した通り弟が溺れかけるのだが、助けてから3人で爆笑。あんなに自信満々に言ってきたのに…笑
1人でタックルを持って泳いで行くのは危険なので、3人でバケツリレーの様にタックルを運ぶ。こんなめんどくさい事するなら岩場を歩いた方がよっぽど楽だった。
魚の入れるためのバッグには楽しい思い出をたくさん詰め込んでその地を後にした。

高千穂は日本神話のまちでとても神秘的な場所だった。先入観かも知れないが、なんか感覚的に神聖な場所の様に感じた。せっかく来たのだからと夜公開されている「高千穂神楽」を見ることに。
高千穂神楽 ホームページ (https://takachiho-kanko.info/kagura/)

普段こういう演舞は見る機会がないが、とても面白かった。お面なのだが表情が変わっていく様に感じたり、わかりやすく面白い動きをしていたり。三十三番の神楽の中から代表的な四番を1時間にかけて上映される。途中声に出して笑える様なところもあり、高千穂に行ったのなら見てみるべきだ。
神楽が終わったのが9時。途中夕食をとるために休憩した公園で出会ったおっちゃんに教えてもらった公園を目指して車を走らせたのだが、途中からほぼ林道。急坂で道も細くて引き返すこともできない。不安だったが、同じ場所を何周かしたところで無事公演にたどり着く。
朝からの疲れがどっと押し寄せてきた。パッとテントを立てて一瞬で夢の中へ。
1,632km / 2,330km