最近テレビなどでよく聞くようになった「SDGs」という言葉。
「なんかいいことなんだろう」と漠然とした考えを持っている人は多いはず…。
そんな「SDGs」について今回はまとめてみた。
「SDGs」って?
「SDGs」とは Sustainable Development Goals / 持続可能な開発目標 の略称。これは2015年に国連サミットで国の代表が集まって決めた目標で、17項の目標が立てられている。2016年~2030年の15年間の国連が定めた目標と言うことだ。

画像からもわかる通り、「環境問題」だけでなく「ジェンダー平等」「飢餓をゼロに」など、現代に存在する様々な社会問題を解決するべく目標が立てられている。
「SDGs」の前身「MDGs」って知ってた?
ここまでは知っていると言う人も多いはず。
でもこのSDGsには元となったプロジェクトがあった。それが「MDGs」Millennium Development Goals / ミレニアム開発目標 である。これは2001年から2015年までの目標で、「発展途上国の開発に関わる問題が中心で先進国はそれを援助する」という内容だった。私たち先進国と言われている日本ではそれほど浸透しなかったのは、この内容の影響があるかもしれない。そして発展途上国の援助なので、この活動は主に国やNPO法人などが中心となって行われていた。
結局「SDGs」ってなんなの?
ここまで聞いても「結局SDGsって何?」という質問が来るだろう。
「SDGs」は国連が定めた17の目標というのはさっきも説明した通りだ。私たちは何をすればいいのだろうか。
例えば、14 : 海の豊かさを守ろう に次いて考えてみる。

14.1 2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。
この目標に対して、「国と民間企業が一緒になって取り組もう」というのがSDGsの最大のポイントである。従来は国が政策で問題解決に向けて動いているだけだったのが、SDGsでは目標の解決方法を民間企業や私たちと一緒に考えていこうというプロジェクトなのである。
つまり答えはないのだ。私たち一人一人が社会問題を身近に考えられるきっかけがSDGsで、これからの未来のためにこの問題を解決しましょうという提案とも受け取れるかもしれない。
まずは身近なことから
社会問題を解決するために、身近なことから始めてみませんか?

「ゴミの分別」「残さず食べる」「差別を意識してみる」など、できることは私たちの普段の生活に隠れています。そういった私たち一人一人の意識が「SDGs」を達成する近道なのではないだろうか。
まずは身近なことから!